有川浩

高知県生まれ。


別冊図書館戦争II
メディアワークス (2008.8.9)

『図書館戦争』の別冊、その2。その1に引き続き、本編の周辺的な話を集めた短編集。


ラブコメ今昔
角川書店 (2008.7.1)

『クジラの彼』の続編。自衛隊付き恋愛小説6作品が収められています。


クジラの彼
角川書店 (2007.1.31)

自衛隊&恋愛を考えると、こんな話が出来ました〜という感じの短編集。 6作品が収められています。


別冊図書館戦争I
メディアワークス (2008.4.10)

『図書館戦争』の別巻というか別冊、その1。 主人公である堂上篤及び笠原郁の、本編の補足的な比較的小さな日常の事件。 なので、良化法関連のストライク的な話は出てきません。


海の底
メディアワークス (2005.6.30)

自衛隊三部作の海上自衛隊編。 米軍横須賀基地が市民に開放される春の桜祭り。 それが始まって間もなく、やつらが侵入してきた・・・巨大なザリガニ。 海を覆い尽くしながら上陸してくる巨大な赤い甲殻類は、 人を捕まえて食べ始めた! 人びとはパニックになり、逃げ惑う。 そんな中、近所で集まって桜祭りにやってきていた子供達が、海上自衛隊の 誇る潜水艦『きりしお』の実習幹部・夏木大和三尉と冬原晴臣三尉に 助けられた。 しかし逃げ込んだのは、潜水艦『きりしお』の中であった・・・


空の中
メディアワークス (2004.11.20)

200X年1月7日、YS11以来の国産輸送機開発プロジェクトが完成させた試験機 「スワローテイル」は、2万メートルの高度に達すると同時に爆発炎上した。 機長は白川豊、副操縦士は大村義彦。白川は、前日の夜、高校生になる娘、 真帆と些細な事で喧嘩をしていた。。。 200X年2月12日、航空自衛隊岐阜基地を飛び立ったF15Jの二機編隊。 一機は隊長の斉木敏郎三佐、残りの一機は武田光稀三尉。 彼らは、2万メートルへと急上昇していたが、光稀はレーダー画面が 瞬いたのを見逃さず、本能で回避した。その後頭上で、爆発音が響いた。 斉木三佐には離れて暮らす高校生の息子がおり、飛行を伝えていた。。。


塩の街
メディアワークス (2007.6.30)・・・メディアワークス (2004.2)

ある日突然、空から降ってきた巨大な塩のかたまり。 その後、塩害と呼ばれる被害が拡がっていく。 人がだんだんと、塩の塊に変わっていくのだ。 そんな奇病が流行る中、秋庭という元自衛官と、真奈という女子高校生とが 一緒にくらし始めた。。。 ○ 塩の街 ○ 塩の街、その後


図書館革命
メディアワークス (2007.11.30)

『図書館戦争』『図書館内乱』『図書館危機』と続く図書館戦争シリーズの 続巻かつ最終巻。 正化34年1月、福井県の敦賀原子力発電所が、深夜に大襲撃を受け、 ヘリ二機が三号及び四号発電機に突っこんでいた。 そして同時に、二号発電機が襲われ、制御室を占拠されそうになったが、 全ての実行犯は服毒自殺して事件は収束した。 その後このテロ事件では、作家の当麻蔵人の作品『原発危機』を犯人グループが 手本にしたのではないかという疑いが上がり、当麻がメディア良化委員会に 拉致されようとした。 寸でのところで出版社の折口が救い出し、関東図書基地内へと逃げ込んできた・・・


阪神電車
幻冬舎 (2008.1.??)

阪急電車の今津線。宝塚と西宮北口とを結ぶ鉄道。 (本当は、短いしっぽが付いている) 途中6駅を含めた合計8駅及びその中間で繰り広げられる、 主に恋にまつわるエピソード短編集。 宝塚駅から出発して西宮北口駅まで。 そして6ヵ月余り後に、西宮北口駅から宝塚駅まで戻って話は終わる・・・


レインツリーの国
新潮社 (2006.9.30)

『図書館内乱』(『図書館○○』シリーズの第2弾)とのコラボレーション作品。 小学生の頃に『フェアリーゲーム』を読み、そのラストに衝撃を受け、 しかし誰ともその話を出来なかった向坂伸行。 社会人になって三年目のある日、ふと思いついて、インターネットで そのタイトルを検索してみた。 そして、その本の感想を載せているサイト『レインツリーの国』を見つけた。 そのサイトの運営者であるひとみさんに、自分の考えと同じ部分、 それと同時に微妙に異なる部分を見つけた伸行は、伸という名前で メールを送ってみた。返事なんて期待していなかったのに。 でも、次の日には返事が返ってきた・・・


図書館危機
メディアワークス (2007.3.5)

『図書館戦争』『図書館内乱』の続巻。 「王子様」の正体を知ってしまった笠原郁。 小牧二正にうまくやってもらいながら(?)、なんとか毎日を過ごす。 そして昇進試験が行われ、郁は筆記に、そして同期の手塚光は実技に てこずる。 同じ同期の柴崎麻子は、どちらも余裕なのだが・・・ 一方、『週刊新世相』を出す世相社では、新進気鋭の俳優である 香坂大地の特集を組んでムック本を作製しようとしていた。 記者である折口マキは、アシスタントを連れて、取材に行った・・・ さらに茨城県立図書館では、近代美術館で選ばれた作品を展示する 美術県展を開催すると言う。 その警備に、特殊部隊から応援に行くことになった・・・


図書館内乱
メディアワークス (2006.9.30)

『図書館戦争』の続巻。 情報歴史資料館の攻防戦を無事にこなした関東図書隊所属図書特殊部隊。 彼らの前に立ち塞がろうとするのは、外部の敵であるメディア良化委員会 だけではなく、組織内部にもたくさんいるのであった。 まず第一は、笠原郁一等図書士。 本当の身分を知らせないままにしている彼女の両親が、図書館を見学に 来るという・・・ そして次に、小牧幹久二等図書正。 彼には、難聴者である近所の幼なじみ(?)の中澤毬江がいたが、 彼女をだしにして、良化査問会へと出頭を求めてきた・・・ さらに、図書館内外を問わず情報通の柴崎麻子一等図書士に、善意の利用者を 装って、朝比奈光流という男が近づいてきた・・・ そして、手塚光一等図書士には、ほとんど絶縁状態の兄の慧から誘いの手が・・・ 最後には、郁が図書館内の査問会から呼び出しを食らった・・・


図書館戦争
メディアワークス (2006.3.5)

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる「メディア良化法」、 これに対抗する手段として成立した「図書館の自由法」。 この両法律が施行されて30年が経過した正化31年、メディア良化法を 根拠としたメディア良化委員会と図書館とは、戦闘を交える程に 対立した関係になっていた。 そんな中、高校3年の時にメディア良化委員会に襲撃された店にいたところを 正義の味方として救ってくれた図書隊員にあこがれ、笠原郁は図書館の防衛員を 志願して面接を受け、見事パスした。 そして今、鬼教官の堂上篤二等図書正にしごかれている・・・



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