ドナ・W・クロス
1949年、アメリカ生まれ。ペンシルヴェニア大学英文学科卒業。
女教皇ヨハンナ(Pope Joan)(上)[阪田由美子訳]
草思社 (2005.10.20)・・・Jean V.Naggar Literary Agency(1996)
カール大帝がこの世を去った814年1月28日、インゲルハイムの村に生まれた
ヨハンナは、女性でありながら学問に非常に興味があった。
しかし、異教徒への布教に力を注ぐイングランド宣教師の父は、
女が学問をすることを良く思わない。
それでも、兄のマティアスから、そしてギリシア人学者アスクレピオスから習い、
その後はドレスタットの学校で学ぶ。
その時、運命の人、ゲロルトと出会った。
そんな時、ドレスタットをノルマン人が襲撃し、村は壊滅させられてしまう。
一人生き残ったヨハンナは、フルダへ行き、そこで男装して
ヨハネス・アングリクスとして司祭を努めた・・・
c.f.
Pope Joan
女教皇ヨハンナ(Pope Joan)(下)[阪田由美子訳]
草思社 (2005.10.20)・・・Jean V.Naggar Literary Agency(1996)
フルダで男装がバレそうになると、見つからないようにヨハンナは
修道院を逃げ出した。
その後ローマへ出て、フルダで覚えた医術を元に、だんだんと名を知られていく。
そして、教皇の侍医では直せなかった教皇の病気を直してしまい、
教皇セルギウスの信頼を勝ち得る。
しかしそのセルギウス、その後のレオ三世が暗殺され、その次の教皇の
選挙で、いろいろな人々の陰謀と計略とが渦巻く中、何とヨハンナが
教皇に選ばれてしまった。
女教皇の誕生である・・・
c.f.
Pope Joan
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