エーリヒ・ケストナー

1899年、ドイツのドレースデン生まれ。1960年、国際アンデルセン大賞受賞。 1974年、死亡。


飛ぶ教室(DAS FLIEGENDE KLASSENZIMMER)[池田香代子訳]
岩波少年文庫 (2006.10.17)・・・Atrium Verlag (1933)

ヨーハン・ジギスムント・ギムナジウムでの、ある年のクリスマス近くの物語。 大食いで、ボクサーに憧れるマティアス・ゼルプマン、自分を弱いと 思い込んでいるウーリ・フォン・ジンメルン、貧しいが、学業は優秀な マルティン・ターラー、劇作家のジョニー・トロッツ、そして何事も 卒なくこなすゼバスティアーン・フランク。 彼ら5人を中心として、尊敬を集める舎監の正義さんことヨーハン・ベクと、 近くの市民農園に禁煙車の客車を持ち込んで住んでいる禁煙さんこと ローベルト・ウートホフトといった人々とともに話は進行。 実業学校の生徒とのいざこざ、クリスマス集会で上演する『飛ぶ教室』という 予言的な劇、そして、クリスマス休暇で、大部分の生徒は両親の待つ故郷へと 帰って行く・・・



戻る