福井晴敏
1968年、東京都墨田区生まれ。私立千葉商科大学中退。
川の深さは
講談社 (2000.8.31)
元本庁捜査四課員であり、今は「アリランス亀戸」のビルの警備員をしている
桃山剛は、ある日仮眠を取ろうとしていたところ、隣りの第二安田ビルの
警備員である竹石和雄に起こされて頼まれ、付近をうろついていた暴力団員を
何とか追い返した。
そしてやっと自分の勤務先のビルの警備室に戻ってみると、若い女がいた。
初めは襲いかかって来ようとしていたが、それを何とかなだめると、
もう一人侵入者がいて大怪我をしており、助けて欲しいという・・・
Twelve Y.O.
講談社 (1998.9.10)
陸海空自衛隊とは独立した行動権限を持つ精鋭戦闘集団「海兵旅団」。
そのヘリパイロットとして抜擢されていた平貫太郎は、
一度の不運な失敗によって、心理的に飛べなくなってしまった。
そして、地連へまわされ、錦糸町の墨田出張所へと移り、
ただ生きるためだけに募集ノルマに追われる生活を続けていた。
そんな時、元陸上幕僚監部調査部別室、通称「潮別」と呼ばれる
マル秘集団に所属する東馬に出会った。
町にたむろする少年達に袋叩きにされかけていたところを、
彼と共にいた「娘」の理沙に助けられたのだ。
そして、この東馬との出会いがきっかけとなって、平は自衛隊と
在日米軍の秘匿され続けてきた暗部の活動に、引き込まれてしまう
ことになるのだった・・・
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