原田宗典
1959年3月25日、東京都新宿区新大久保生まれ。
早稲田大学第一文学部演劇科卒業。
はらだしき村
むむむの日々
大和書房 (1991.6.5)
1990年前後に、あちこちの雑誌に書いたエッセイをまとめたエッセイ集。
ハラダ式歳時記、目玉と歯をめぐる妙な考察、好きなものは好きなんだ、
ニガテな話、V的人間講座、ちょっと切ないこともある、夜と夜のオートバイ。
貴方には買えないもの名鑑
扶桑社 (1996.9.30)
題名どおり、(簡単には?)買うことの出来ない物を集めて紹介。
熱血電子レンジ「気合」、バーチャル嗅覚機「犬鼻」、
冴えるお守り「もっこりさん」、万華鏡コンタクトレンズ「万コン」、
描ける植物「えんぴつの木」、新発明「ゴキブリ・チョウチョ」、
鼻のオシャレ「美鼻花」、エイズ防止下着「ニューラブ」、
持ち主びっくり「似顔人形」、料理界の新風「味箸」、
あっと驚く「人間用尻尾」、ワケはないけど「歩く人」、
コスタリカ産「あめ蜘蛛」、原付感覚で乗るヒコーキ「浮行機」、
乱歩そこのけ「人間床」、尊厳死御用達「昇天箱」、
本物そっくり「肖像くん」、吸わない人の「好煙飴」、
すっかり消える「金銭借用書」、そのままいける「生ハムメロン」、
変声自在「ドスモードホン」、かければ痩せる「ダイエット眼鏡」、
時代は今「のぞき部屋アパート」、創造力銘菓「相対性理論」、
発想モリモリ「もりあがりテーブル」、超新商売「意表屋」、
いつのまにやら「無意識ジム」、気になるあのコトが思い出せる「リメンバハット」、
自意識過剰「鏡花」、即席マッチョ「人工筋肉」、電話新時代「イッTEL」、
一人のための「毎日一人新聞」、一台四役「電脳婦四式」、
みんなで揺すろう「貧乏電車」、瞬間美容機「お化粧ごっこ」、
コリにヨクキク「あんま虫」、空にぽっかり「僕の雲」、
今や話題の「大人のおもちゃのカンヅメ」、ムカつく君に「いじめてくん」、
近日発売「踊るハイヒール」、自分が分かる「ナニモノ」。
幸福らしきもの
集英社 (1997.4.26)
月刊誌LEEに掲載された、人間の幸福と不幸について考察するエッセイ40個を
集めたもの。
立ち止まって自分の周囲をよく観察してみると、小さな幸福や不幸は
たくさん身近に転がっている。
ただ、小さいために、気付かずに素通りしてしまうことも多い。
それを、発見していきましょう〜
少年のオキテ
主婦の友社 (1989.6.10)
- 少年のギモン編
大人は何故●●なのか?
子供の頃に抱いていた疑問点を順番に取り上げて考察してみる。
大人になった今なら答えられることも多い?
- 少年のオキテ編
法律でもなく、規則でもなく、道徳でもなく、少年たちの間だけで
通用する独特の約束事。
大人のオキテと異なるのはもちろんのこと、少女のオキテとも
若干異なるものである。
- すぐにその気になるべし
- 秘密基地を作るべし
- 学校での大は控えるべし
- 強い男に憧れるべし
- 男と男の約束を交わすべし
- 必要以上に驚くべし
- とにかく探険すべし
百人の王様 わがまま王
岩波書店 (1998.3.6)
- 百人の王様
住人が百人、王様百人の国がありました。
そこへ一人の旅人がやってきました。
彼の残したものは・・・
- わがまま王
どうしようもなくわがままで、強欲な王様がいました。
世界中を支配し、空を太陽を我がものにして、国民が見ることを禁じました。
そして次に得ようとしたものは・・・
劇場の神様
新潮社 (2002.12.20)
- ただの一夜
お腹の大きな妻をつれて花見に出掛けたトオルは帰り道で一人、
10年も前の大学に入学した直後に1年半ほど住んでいたSという駅で降りて、
少し歩くことにした・・・
- 夏を剥がす
10歳の僕は、その夏初めての水泳の授業に水着を忘れ、プールサイドで一人、
肘に出来た大きなカサブタを剥がすのに夢中になっていた。
そこに、同じく水泳の授業を休んでいたKが話しかけてきた・・・
- 夫の眼鏡
突然の交通事故で夫を失ってしまった照子は、やっと初七日が済んで
一人でぼおっとしていた。
そこへ、一本の電話がかかってきた・・・
- 劇場の神様
楽屋口のあたりにいる劇場の神様。
須賀一郎は、真面目な好青年の印象を与えようと、毎日劇場入りするたびに
神棚の前へ行って柏手をうつよう心がけていた。
そして一つの邪な願い事をしていた・・・
見たことも聞いたこともない
光文社 (2003.8.25)
- クール床屋
そばで有名な深大寺の外れにあるそば屋に挟まれたクール床屋。
一体何がどうクールなのか・・・
- 男専用ブラジャー
『人工筋肉』の発明者A・Kさんから、新製品の公開実験への
招待状が届いた・・・
- ガッツポーズ同好会
人間、特に男なら、ガッツポーズをキメるような感激の瞬間を求めながら
生きているのではないか?
ガッツポーズを積極的に決める倶楽部があってもいいのではないだろうか・・・
- 酢酸バー
思わず笑い出してしまう酢酸の臭さを提供する、酢酸バー・・・
- ニヤけ止め
「生ハムメロン」を開発した漆原研究所。
そこで、男性の肌に優しい基礎化粧品を開発する課程において、
副産物として生まれたニヤけ止め・・・
- 偶然石
本を読むことから人間の誕生まで、全て偶然に左右されているこの世界。
そして、「偶然石」を手に入れたのも、もちろん偶然である・・・
- 未来復活協会
遠い未来に復活できるとすれば、復活してみたいかどうか?
それは、復活する未来次第である。
で、その未来図の予想に即し、活動を続けているのが、未来復活協会。
どういう未来で、どういう活動かと言うと・・・
- おごり食堂
浅草で芝居を見た帰りに、夕食を食べれる食堂を探していて見つけた所、
それが、おごり食堂。
そう、他人におごり、自分はおごられるのが流儀なのである・・・
- 純和風電話機
八ヶ岳の別荘で過ごしていたら、「意表屋」を立ち上げようとしていた友人、
山坂君から突然、電話がかかってきた。
意表をついて、別荘の前までやってきているという・・・
- 好漢堂の主
学生時代、毎日前を通っていたのに三カ月近く存在に気がつかなかった店、
好漢堂。そこは実は・・・
- 柏手教室
神社の参拝から歓送迎会の手締め、スポーツ観戦や観劇の際の拍手に最適!
柏手の打ち方をお教えします!
- 柴犬バッティングセンター
柴崎の人目に立たない場所にあるバッティングセンター。
そこには、<柴犬バッティングセンター>とパネルが掲げてあった・・・
家族それはヘンテコなもの
角川文庫 (1998.10.25)・・・角川書店 (1995.5)
家族、恋愛、青春について、ヘンテコな所を取り上げて解説???
- 家族それはヘンテコなもの
- 恋愛それはヘンテコなもの
- 青春それはヘンテコなもの
戻る