石弘光
1937年、東京生まれ。一橋大学経済学部卒業。
国の借金
講談社現代新書 (1997.2.20)
日本の財政事情に関して、これまでの経緯、問題点、諸外国との比較、
対策について説明してある。
以下、章の名前は目次から、その他は私のメモ。
- 第1章 国の借金とは何か
公債の利点:任意性(強制を伴わない)、短期多収性、経費の長期分割性
ポイントとなる指標:財政赤字の対GDP比率、長期債務残高の対GDP比率
- 第2章 財政赤字の弊害−何が心配なのか
公債の問題点:財政インフレーション、クラウディング・アウト効果、信用低下、財政硬直化、公債負担の将来転嫁
- 第3章 ケインズ政策の後遺症−財政赤字累増の元区
ケインズ政策が有効に働く条件とは?
- 第4章 公債の売り手・買い手−御用金調達から市場公募へ
国債は、誰が買って、どう流通しているのか?
- 第5章 財政赤字をどう削減したか−財政再建の軌跡
これまでに行われてきた財政再建(赤字減らし)の歴史
- 第6章 欧米における財政赤字削減−果敢な取り組みとその成果
海外各国の状況:米、英、独、仏、カナダ、デンマーク、スウェーデン
- 第7章 財政構造改革に向けて−政府リストラの処方箋
我が国がやるべき事
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