黒川信重
1952年、栃木県生まれ。東京工業大学理学部卒業。
数学の夢 素数からのひろがり
岩波書店 (1998.5.7)
紀元前500年頃、今から2500年ほど前に、ギリシャで活躍していた
数学者ピタゴラスは、「万物は数である」と主張した。
すなわち、この宇宙の全てのものは、(自然)数で説明されるという考え。
その自然数を分解していくと、素数にいたる。
では、その素数の素顔はどんなものだろうか?
それをもとめ、今なお追い続けているのが、現在の数学の一つの側面です。
その歴史を、素数解明の夢、ゼータ統一の夢、絶対数学の夢という順に、
高校生を相手に行なったセミナーをまとめたものが、この本。
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