三浦しをん

1976年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。


私が語りはじめた彼は
新潮社 (2004.5.25)


三四郎はそれから門を出た
集英社 (2006.7.25)

あちこちで発表した、主に本に関する(それ以外のものも含む)エッセイを集めたもの。


妄想炸裂
新書館 (2001.7.10)

2000年度の三浦しをんさんの活動記録。 「しをんのしおり」での文章を中心として、新聞掲載のエッセイ等を含めて 一冊にまとめられている。 全四章構成であり、順に「刺激は何もない」、「妄想旅行」、「愛なき世界」、 「妄想の道」と題がつけられている・・・が、とにかく全体を通して、 妄想、妄想、妄想、妄想ばかりである。(言いすぎ? (^_^;;;)


ロマンス小説の七日間
角川文庫 (2003.11.25)

ロマンス小説(一章〜七章)と、それを翻訳する翻訳者の日常 (一日目〜七日目)が交互に現われ、展開していく。。。 28歳独身の翻訳家、遠山あかりは、海外ロマンス小説の翻訳を 手がけている。 ボーイフレンドの神名とは半同棲生活を送っているが、 最近、どうも歯車が合わないことがある。 会社を突然辞めたり、突然旅に出ると言いだしたり。。。 しかも、自分だけが知らず、まわりの人は既に知っているという状況・・・ そんなささくれた気持ちのまま翻訳を続けているうちに、 翻訳は原作をはなれて創作され、何と主人公を殺してしまった!!! さて、現実世界はどうなっていくのか。そして翻訳された ロマンス小説の行方は・・・


風が強く吹いている
新潮社 (2006.9.20)

高校時代に所属していた陸上部でゴタゴタがあり、実力はありながら 部を飛びだしてしまった蔵原走。 陸上では名もない寛政大に入る事になって上京してきたものの、 取りあえずの家賃として親からもらってきていたお金は、 麻雀でなくしてしまい、校庭の片隅で野宿をしていた。 それでも走る事は止められず、一人で走り続けている。 当然お腹がすくが、そこはコンビニで万引をして過ごしていた。 が、そんなある日、万引して逃げているときに、後ろから追いかけてくる 奴がいた・・・ その追いかけている奴が、ハイジこと清瀬灰二。 そして彼に連れていかれたのが、ボロアパートの竹青荘。 そこには、ハイジや走を含めて10人の寛政大生が住んでおり、 その10人が、箱根駅伝を目指すことになる・・・全くの素人集団が・・・


まほろ駅前多田便利軒
文藝春秋 (2006.3.25)

しをんさんの、ハードボイルド短編集(?) 神奈川に突き出すような形で存在するまほろ市。 その駅前の古ぼけたビルに、事務所兼自宅を構える多田啓介は、 曽根田のばあちゃんの予言通り、大忙しになる。。。 高校時代の同級生、行天春彦が、転がり込んできたのだ・・・



戻る