長嶋有/ブルボン小林
1972年、埼玉県生まれ。東洋大学二部文学部国文学科卒業。
別名(別ペンネーム?)ブルボン小林
長嶋有
ブルボン小林
猛スピードで母は
文藝春秋 (2002.1.30)
- サイドカーに犬
「文學界」2001年6月号
小四の夏休みは、母の家出で始まった。
しばらくしたら、どこからともなく毎日やってくるようになった洋子さん。
そして、父の男仲間たち。
これまでとは一変した生活は、夏休みの後半、母親が戻ってくるまで
続いた・・・
- 猛スピードで母は
「文學界」2001年11月号
離婚した母親との生活。
最初の頃は、S市にある母の実家の二階の暗い部屋で生活していた。
そのうちに約40キロ離れたM市の市営住宅で暮らしはじめる。
母が結婚したいという男性が現われ、去ってゆき、祖母が亡くなり、
祖父が倒れる・・・
ぐっとくる題名
中公新書ラクレ (2006.9.10)
小説、映画、音楽、絵画、彫刻等々、様々な作品を代表する顔である標題、
あるいは題名。
そこに潜む仕組みや、これが生まれてくる過程を、様々な例を出しながら
説明している...?
- 1.助詞の使い方「ゲゲゲの鬼太郎」「無能の人」「僕が泣く」
- 2.韻とリズム「ヤング島耕作」「勝訴ストリップ」
「噂の刑事トミーとマツ」
- 3.言葉と言葉の距離(二物衝撃)「天才えりちゃん金魚を食べた」
「部屋とYシャツと私」
- 4.題名自体が物語である「脳手術の失敗」「お勢登場」
「海へ出るつもりじゃなかった」
- 5.濁音と意味不明な単語「しだらでん」「少年アシベ」「ディグダグ」
- 6.アルファベット混じりの題名「D坂の殺人事件」「M色のS景」
- 7.古めかしい言い方で「ツァラトストラかく語りき」「されど孤にあらず」
- 8.命令してみる「大工よ、屋根の梁を高く上げよ」「メシ喰うな」
- 9.パロディの題名「長めのいい部屋」「百年の誤読」
- 10.関係性をいわない「隠し砦の三悪人」「11人いる!」
- 11.先入観から逸脱する「淋しいのはお前だけじゃな」「サーキットの娘」
- 12.日本語+カタカナの題名「少年ケニア」「三人ガリデブ」
- 13.いいかけでやめてみる「光ってみえるもの、あれは」
「飼い犬が手を噛むので」
- 14.いいきってしまう「これからはあるくのだ」「幸せではないが、もういい」
- 15.漢字二字の題名「趣向」「発表」「[女男女][男女男]」
- 16.長い題名「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
「おそうじをおぼえたがらないリスのゲルランゲ」
「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」
- 17.続編の題名「ニュー・三匹が斬る!」「ALIENS」
「ブラウン神父の童心」「それから」
- 18.題名同士が会話する「今夜わかる」シリーズ「買ってみた。」
「それが本当なら」
- 19.洒落の題名「屁で空中ウクライナ」「ザ・先生ション!」
- 20.読むと、愛着が生じてしまう「アメリカ」
- 21.人気歌人に学ぶ
「どうして長嶋有さんは枡野浩一なんかとつきあってるの?」「日本ゴロン」
「世界音痴」「にょっ記」
- 22.ぐっとくる題名とは
戻る