西山豊
1948年、滋賀県生まれ。京都大学理学部数学科卒業。
ブーメランはなぜ戻ってくるのか
ネスコ (1994.9.4)
ブーメラン。多くの人が名前は知っているし、どんな形か、
どんな動きをするか、大体のことは知っているでしょう。
しかし、実物を見たことのない人は多く、投げたことのある人は
非常に少ないのではないでしょうか?
よく知られているのは、オーストラリアの先住民アポリジニが狩猟に
用いている道具で、「く」の字型に曲がったもの。
回転させながら投げると、飛んでいった後曲がって戻ってくるというもの。
実は、ブーメランは世界中で見つかっており、最近は3枚羽や4枚羽のものも
作られています。
さらに実は、戻って来ないブーメランもある!
この本は、ブーメランの歴史から始まり、どういう飛び方をしているのか、
どうして戻ってくるのかを科学的に分析し、
ブーメランの正しい(?)投げ方を説明したものである。
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