島田荘司
1948年、広島県生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒。
占星術師として生計を立て、音楽に熱中した。
占星術殺人事件
光文社文庫 (1990.11.20)・・・講談社 (1981.12)
昭和11年2月26日朝、東京の梅沢家のアトリエで、その主人の平吉が死体と
なって発見された。いわゆる密室殺人であった。
そのアトリエの机の引き出しからは、手記が発見された。
内容は、占星術に基づいて連続殺人を起こし、アゾートを作成するという
奇妙な小説風のものであった。
その後、世田谷で一人暮らしをしていた長女の一枝が殺害され、
そしてこの家の6人の娘達のバラバラ殺人遺体が、全国の鉱山から次々と
発見されていった。
その内容は、平吉の手記とほぼ同じ内容であった。
犯人は?そして動機は???
最初の手記、読むのにものすごく時間がかかってしまった...
やはり、読み慣れないものを読むのは、非常に大変です (汗)
斜め屋敷の犯罪
光文社文庫 (1989.1.20)・・・講談社ノベルズ (1982.11)
北海道の北の果て、宗谷岬のはずれのオホーツク海を見おろす高台の上に建つ
流氷館は、「斜め屋敷」と呼ばれていた。
地下一階、地上三階建ての西洋館と、円筒形の塔からなるこの建物は、
ハマー・ディーゼル会長が建てたものである。
その建物は、全体的に南に5°ほど傾斜をもって建てられている。
そして、塔もまた、ピサの斜塔と同じように傾いて建てられていた。
ここで、1993年のクリスマスの夜、殺人が始まった・・・
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