竹内繁樹
1968年、大阪府生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。
量子コンピュータ
講談社ブルーバックス (2005.2.20)
量子コンピュータの原理としくみ、最新の開発状況等について、
分かりやすく説明した解説本。
- プロローグ
- 第1章 量子計算でできること
- 1.1 コンピュータに解ける問題,解けない問題
- 1.2 スーパーコンピュータにも解けない因数分解
- 1.3 量子の力で超高速計算
- 第2章 「量子」とはなにか
- 2.1 量子計算はなぜ「量子」計算?
- 2.2 光は粒? それとも波?
- 2.3 アインシュタインの光量子
- 2.4 結局,光とは?
- 2.5 波の性質を持つ粒子
- 第3章 量子の不思議
- 3.1 量子力学は難しい?
- 3.2 不確定な関係
- 3.3 光と干渉
- 3.4 光子・確率波・重ね合わせ状態
- 3.5 まとめ
- 第4章 「量子」を使った計算機
- 4.1 量子コンピュータの誕生
- 4.2 現在のコンピュータのしくみ:ビットと論理回路
- 4.3 量子ビットと量子コンピュータ
- 4.4 量子ゲートと量子論理回路
- 第5章 量子アルゴリズム
- 5.1 アルゴリズムと量子コンピュータ
- 5.2 ドイチュ・ジョサのアルゴリズム
- 5.3 データベース検索のアルゴリズム
- 5.4 ショアのアルゴリズム
- 5.5 量子アルゴリズムと今後の展開
- 第6章 実現にむけた挑戦
- 6.1 量子コンピュータを作るには?
- 6.2 光の粒で量子計算
- 6.3 分子中の核スピンを用いた量子計算
- 6.4 固体・集積化への路
- 6.5 デコヒーレンス
- 6.6 デコヒーレンスに立ち向かう:量子誤り訂正符号
- 第7章 量子コンピュータの周辺に広がる世界と量子暗号
- 7.1 情報化社会と秘密通信
- 7.2 量子暗号と量子鍵配布
- 7.3 全知全能?の盗聴者 vs. 量子暗号
- 7.4 量子情報科学の今後
- エピローグ
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