田中幹人
1972年、静岡県浜松市生まれ。国際基督教大学教養学部理学科卒業。
iPS細胞
日本実業出版社(2008.6.1)
2007年11月20日、京大の山中教授のグループによって開発されたiPS細胞
(induced pluripotent stem cells; 人工多能性幹細胞)。
それまで再生医療へ向けての研究に用いられていたES細胞(embryonic stem
cells; 胚性幹細胞)とどういう違いがあるのか、どういう経緯で開発されたの
か、現在どこまで研究が進んでいるのか、将来どうなる可能性があるのかとい
う基礎科学的な話から、
これを用いた再生医療の可能性、そしてそこに存在する問題点といった
実践研究的、あるいは倫理問題的な話までを、分かりやすく解説。
- 1章 多能性幹細胞とはいったい何か
- 2章 「ヒトiPS細胞」誕生
- 3章 iPS細胞でガラリと変わる再生医療
- 4章 再生医学研究を成功させるための課題
- 5章 再生医療は未来の社会をどう変えるのか
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