シェースクピア
1564年、イギリス、ストラトフォード・オン・エイボン生まれ。1616年、死亡。
ヴェニスの商人(The Merchant of Venice)[福田恒存訳]
新潮文庫 (1967.10.30)・・・ (1598以前)
ヴェニスの大商人アントーニオーは、友人のバサーニオーがベルモントの
貴婦人ポーシャに求婚しに行くために必要な資金を、ユダヤ人の宿敵
シャイロックから借りてやる。
その借金のかたとして、自分の心臓のすぐ脇の肉一ポンドを約束した。
そしてバサーニオーは求婚に行き、めでたく結婚することになったが、
アントーニオーは自分の船がことごとく暗礁に乗り上げて沈み、借金を
返せなくなった。
日頃からアントーニオーに怨みを抱いていたシャイロックは、ここぞとばかりに
法廷に訴え、胸の肉一ポンドを要求する。
それを聞いて慌てて駆けつけたバサーニオーが、二倍、あるいは十倍の金額を
払うと言っても、全く聞き入れようとせずにガンとして肉一ポンドを要求する
のみであった・・・
マクベス(Macbeth)[福田恒存訳]
新潮文庫 (1969.8.30)・・・二折本全集 (1623)
スコットランドの武将マクベスは、その戦果によってコーダの領主になった。
その戦からの帰り道、使者よりも早く三人の魔女からその事実を聞いた
マクベスは、魔女たちのその他の予言も真に受けてしまう。
いずれは王となるという予言、そして友人の武将であるバンクォーの子孫が
王となるという予言を。
そしてマクベスは、その祝賀会の時に、ダンカン王を殺害して王となった・・・
夏の夜の夢(A Summer Night's Dream)・あらし(The Tempest)[福田恒存訳]
新潮文庫 (1971.7.30)・・・四折本 (1600)/二折本 (1623?)・・・(1592-1598)/(1611-1612)
- 夏の夜の夢
ライサンダーとハーミアとは互いに愛し合っている。
しかし、ハーミアの父親であるイジアスは、この恋愛に反対であり、
娘をデメトリアスと一緒にしたいと思っている。
一方、ハーミアの親友ヘレナは、デメトリアスを好ましく思っているが、
デメトリアスはハーミアを追い続けている。
アセンズの大公シーシアスは、ヒポリタと婚約中であり、もうすぐ結婚する。
この時までにハーミアたちの恋愛も決着をつけてやろうと考えるが・・・
- あらし
弟のアントーニオーとナポリ王アロンゾー、それにナポリ王の弟の
セバスティァンによって地位も領土も奪われたミラノ公のプロスペローは、
小さな娘と一緒に小舟に乗せられて追放された。
そして12年後、追放した方のアントーニオー、アロンゾー、そして
セバスティァンの乗った船が、あらしで座礁し、みんなが海へと
放り出された・・・
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