山田真哉
大阪大学文学部卒業。
『女子大生会計士の事件簿』公式ホームページ
女子大生会計士の事件簿
英治出版 (2002.12.16)
- <北アルプス絵はがき>事件
会計士補一年の私、柿本一麻は、先輩の萌さんこと藤原萌実さんと共に
富山の大伴飲料株式会社の製造工場へとやってきていた。
今回は、前日の歓迎会でふと工場長がもらした「UK」を少し調べて
みることにした・・・
- <株と法律と恋愛相談>事件
電子機器の部品などを取り扱っている株式会社タチバナ製作所。
販管費の雑支出の中に、相談費用という項目を見つけた萌たちは、
これを少し調べてみることにした・・・
- <桜の頃、サクラ工場、さくら吹雪>事件
多摩にある吉野食品の子会社への監査、通称お花見監査は、今年で
終わりを告げようとしていた。
今年度の会計が赤字であれば、精算することが決まっているからだ。
そして、一ヵ月前の時点で一億円の赤字が出ていた・・・
- <かぐや姫を追いかけて>事件
富士山のふもとにある株式会社小野家具店。
我々の先輩の一人が、ここにCFOとして勤めているという・・・
- <ベンチャーの王子様>事件
今、最も注目されているIT系ベンチャー企業の一つ、アイスメディア。
監査をはじめてみると、SPCを使っているらしいが、その全体像が
つかめない・・・
女子大生会計士の事件簿2
英治出版 (2003.4.16)
- <競艇場から生まれた>事件
- <不器用なエンゲージリング>事件
- 「綺麗だね」と僕が言った!?事件
- <騒がしい探偵や怪盗たち>事件
- <12月の祝祭>事件
女子大生会計士の事件簿3
英治出版 (2004.4.21)
- <映画の中の会計士たち・・・あはは>事件
株式公開のために監査に入っている映画制作の独立プロダクション
(株)フィルム・エンタープライズ。
どうやら、プロデューサーが宣伝費を水増しして発注し、
キックバックをもらっているようである・・・
- <鏡を割ったのは誰だ!>事件・前編
伊達通信工業株式会社の子会社、仙台ワンアイホテルの監査に
仙台へとやって来た萌さんとプリンスくん、そして僕の三人。
でもなんだか、人が少ないような気が・・・
- <鏡を割ったのは誰だ!>事件・後編
各部門毎の独立会計を進めた結果、逆に融通が効かなくなっている
ということが分かってきた。
そしてそれは、監査にも影響が・・・
- <未来の財務諸表の作り方>事件
一年後、再び仙台へとやって来た三人。
ホテルに入った途端に雰囲気の違いに気がついた。
昨年、萌さんは、未来の財務諸表の作り方を教えたと言う・・・
- <天使のウイルス>
社内、システム監査チームの和泉さんに、プリンスくんが何やら
怪しいソフトを入れてやっているようである・・・
女子大生会計士の事件簿4
英治出版 (2004.10.8)
- <逆さまバレンタイン>事件
チョコレートを主力商品にしているお菓子メーカー光琳製菓株式会社。
そこで返品に関して少し気になった萌さんは、事務所のスキーツアーの
ついでに、地方の小売店の一つをまわってみることにした・・・
- <渋滞とハイスクールララバイ>事件
3月31日、近藤バークマツ電子株式会社の山南工場で、棚卸立会をした。
工場へ向かう途中、タクシーの中で、この工業団地は三月と九月には
いつも渋滞が起こると聞いた・・・
- <それいけ!萌ちゃん>事件
ある日の仕事帰り、自殺者の多いことで有名なこの路線の、特にこの
三矢駅のプラットフォームは、禁断のプラットフォームと呼ばれていた。
そのプラットフォームから、今まさに自殺しようとフラフラと
入って来る電車に向かって歩き出したおじさんがいた・・・
- <企業買収ラブソディー>事件・前編
東京の細川製薬の子会社であり、万能軟膏薬イタクナーイの製造元の
三好薬品株式会社。
そこで、萌は、子会社との取引に疑問を発見した・・・
- <企業買収ラブソディー>事件・後編
取引を修正した結果、三好薬品は赤字に転落した。
そしてそれを受けて、イタクナーイとともに消滅することに・・・
女子大生会計士の事件簿5
英治出版 (2007.12.19)
おなじみ現役女子大生にして公認会計士として活躍する萌さんこと藤原萌実と、
29歳にて公認会計士二次試験に合格し、会計士として萌さんの下で働く
カッキーこと柿本一麻。
この二人のチームに、美人お嬢さまの村咲紫が部下として入ってきた。
三人は、監査を通して会社の裏側に迫る・・・
- <二千円札と無敵のお嬢様>事件・前編
超大手鉄鋼メーカー、松風製鉄での監査。
業績も良く内部統制もしっかりしている会社で、すんなり終わりそうに
思っていたところ、会長の不正の内部告発書が届いた・・・
- <二千円札と無敵のお嬢様>事件・後編
紫のコネで、明石出道会長の美術コレクションを見せてもらう事になった3人。
そこで見た源氏物語絵巻は・・・
- <とびっきり推理なバースデー>事件・前編
コンビニエンスストアの中堅チェーン「アイーズ」での監査。
どうやら、棚卸資産が毎年どんどん増えてきているようだ。
そして、直営店の一部に、アルバイトの入れ替わりが激しい店が
いくつかあった。
しかし、会計上は、他の店舗とほとんど差がない・・・
- <とびっきり推理なバースデー>事件・後編
その店舗の一つの棚卸に、飛び入りで参加してみると・・・
- <探しモノは0パーセント>事件
最近、成長著しい不動産施行会社タビートでの監査。
上場準備中の期中監査である。
営業部長の家持さんにインタビューしていた時に、彼が証券会社との
ミーティングに出席していることを掴んだ・・・
- <最後は本当の姿で>事件・遭遇編
これまで監査してきた松風製鉄、アイーズ、そしてタビートが、
御堂グループという新興一大複合企業に買収された。
そしてその御堂グループの監査に、萌さんが行くと言う。
そしてカッキーまで応援を求められた・・・
- <最後は本当の姿で>事件・突入編
いよいよ御堂グループへと乗り込む。
次の日、萌さんは御堂社長に会う約束を取り付けた。
そして、その事を知らせてくれるように頼まれた二人に、
僕、カッキーは、連絡を入れた・・・
女子大生会計士の事件簿6
英治出版 (2007.12.19)
全国最年少で公認会計士二次試験に合格し、公認会計士として活躍する
現役女子大生の萌さんこと藤原萌実と、29歳にて公認会計士二次試験に合格し、
会計士補として萌さんの下で働くカッキーこと柿本一麻。
二人はまたチームを組んで、会社の裏の事情に迫る・・・
- <最後は本当の姿で>事件・真相編
5の続き。
御堂コミュニケーション社長に取材を申し込み、そこに現れたのは、
社長と、そして・・・
- <ラストダンスは私に>事件・決断編
イベント企画・運営会社のファイブセブンファイブ(575)の
期中監査をする二人・・・
- <ラストダンスは私に>事件・優柔編
イベント部門の売却に納得のいかない萌実は、買収する側の
アクアゲイトへと調査の矛先を向ける・・・
- <ラストダンスは私に>事件・別離編
イベント部門売却の件についての監査法人としての意見は、問題なし。
しかし、萌実は納得いかない様子・・・
- <ラストダンスは私に>事件・終幕
タイトルの<ラストダンスは私に>の意味は、ここで明らかに・・・
- <真夏の白昼夢>事件・前編
萌さんは、カッキーを実家へと呼んだ。もちろん、実家の会計処理を
手伝わせるために・・・
- <真夏の白昼夢>事件・後編
藤原建材店の不審な取引について尋ねるために、
羽柴組へと乗り込んだカッキー・・・
さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
光文社新書 (2005.2.20)
会計学の初歩の初歩を、身近な例を挙げながら解説した本。
- プロローグ どうして「会計」はむずかしいのか?
- エピソード1 さおだけ屋はなぜ潰れないのか?
- エピソード2 ベッドタウンに高級フランス料理店の謎
- エピソード3 在庫だらけの自然食品店
- エピソード4 完売したのに怒られた!
- エピソード5 トップを逃して満足するギャンブラー
- エピソード6 あの人はなぜいつもワリカンの支払い役になるのか?
- エピソード7 数字に弱くても「数学のセンス」があればいい
- エピローグ 普通の人が「会計」を学ぶ意味
- あとがき
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